若いときには肌の悩みといえば、ニキビや脂浮きや毛穴の開きでした。
肌が調子を取り戻して健康な状態にさえなってくれたら、自分の肌色に戻ることが当たり前でした。
今、40代半ばになり、どんなに肌のお手入れをしても、肌自体には「模様」があるのが当たり前になるなんて思っていませんでした。
そう、「シミ」です。
私の肌は色白なのですが、両方のほっぺたには肌の本来の色よりも一段濃い色のシミが点在しています。見慣れているので、そんなに毎日気にしているわけではないのですが、ふとスッピンで鏡を見たりすると、「けっこうシミあるな」としみじみしてしまいます。
SNSでは、女性だからといってツルツルな肌でいなければならないのはおかしいという主張のために、ムダ毛のお手入れをしていない脚や脇の写真をアップされています。
その点、肌はどうなのでしょう?
「ある程度歳をとったら、シミがあるのが当たり前だ!!!!」と主張したい気持ちです。
今、私は44歳で顔全体にうっすらとシミがありますが、人生はまだやっと半分です。長生きしたら、シミがある顔で生きていく年数の方が長いのですから、シミのある顔を好きになっていきたいなと考えています。
といっても、人と会う用事のときには、なるべくシミを隠せるようなお化粧をしてしまいます。
できれぱ世の中全体にも「シミがあるのが当たり前)という、考え方が広まってほしいです。